交通事故のむちうち後遺障害を弁護士に依頼するメリット!依頼の流れも解説

交通事故のむちうち後遺障害を弁護士に依頼するメリット!依頼の流れも解説

交通事故のむちうち後遺障害でお悩みの方へ。

専門的な知識が必要な手続きや交渉は、初めてだと不安や戸惑いが多いものです。

弁護士に依頼することで、慰謝料や賠償金の増額が期待でき、複雑な手続きや保険会社との交渉もプロに任せられます。

この記事では、どんなメリットがあるのか、依頼の流れやかかる費用、そして保険の特約を使って費用負担を抑える方法まで、わかりやすく丁寧に解説しています。

あなたが安心して解決まで進められるよう、寄り添った言葉でお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

目次

むちうち後遺障害とは

むちうち後遺障害とは

むちうち後遺障害とは、交通事故などの衝撃により首がムチのようにしなって過度に伸び縮みし、頸部の筋肉や靭帯、椎間板などの軟部組織や骨組織に損傷が生じる状態を指します。

症状は痛み、しびれ、めまい、知覚異常など多岐にわたり、治療を続けても改善しない場合に後遺障害として認定されます。

医学的には、むちうち症状が一定期間(通常は6ヶ月以上)治療を続けても改善しない場合、後遺障害等級の認定対象となります。等級は症状の程度によって12級や14級に分類され、認定されることで賠償金請求が適正に行われやすくなります。

また、後遺障害として認定されるためには、医師の診断書や検査結果、症状の経過を詳細に記録し、症状固定のタイミングで正式な診断を受けることが重要です。

これにより、自覚症状が医学的に裏付けられ、認定の可能性が高まります。

交通事故のむちうちで弁護士に依頼するメリット

交通事故のむちうちで弁護士に依頼するメリット

メリット①:慰謝料や賠償金の増額が期待できる

弁護士に依頼する最大のメリットは、慰謝料や賠償金の増額が見込めることです。

保険会社が提示する金額は「保険会社基準」と呼ばれる低い額であることが多いのに対し、弁護士は「弁護士基準」(裁判基準)を用いて請求を行うため、結果的に受け取る金額が大幅に増える可能性があります。

特にもらい事故でむちうちの通院期間が3〜6ヶ月であれば、弁護士基準を適用すると慰謝料が数十万円単位で増額することも珍しくありません。

メリット②:適正な後遺障害等級の獲得をサポート

むちうち症状は客観的な証拠が得にくく、後遺障害認定が難しいケースが多いです。

弁護士は医療知識や過去の判例に基づき、必要な検査や診断書の準備、申請手続きまで総合的にサポートするため、適正な後遺障害等級の認定を受けやすくなります。

これにより、被害者が正当な損害賠償を受け取るための可能性が高まります。

メリット③:保険会社との交渉を代理し安心して任せられる

保険会社との示談交渉は専門知識が必要で、被害者本人が行うのは精神的・時間的な負担が大きいものです。

弁護士に依頼すれば、こうした交渉をすべて代理で行ってもらえ、被害者は治療や生活に専念できる安心感があります。

また、弁護士は法律の専門家として保険会社の不当な減額要求や対応に対しても的確に反論します。

メリット④:後遺障害認定の異議申し立てにも対応可能

後遺障害の認定結果に不服がある場合、被害者自身で異議申し立てや再申請を行うのは非常に手間がかかりますが、弁護士に依頼すれば申立て手続きを適切に代行し、認定の見直しや等級アップを目指すことが可能です。

弁護士の経験と知識を活かした効果的な方法で、認定結果の改善が期待できます。

メリット⑤:申請手続きや証拠集めの負担軽減

交通事故後のむちうち後遺障害認定申請には、多くの書類や医療記録の収集、検査の手配、診断書の作成依頼など煩雑な作業が伴います。

弁護士に依頼すれば、こうした準備や提出に関わる負担を大きく軽減でき、専門的な視点で効率よく進めてもらえます。被害者は安心して治療に専念できます。

弁護士依頼の流れ

弁護士依頼の流れ
STEP
相談予約と問い合わせ

まずは、弁護士事務所へ電話やメールで無料相談の予約をします。

相談の際には、事故発生日時、事故状況、ケガの内容、後遺障害認定の有無などの基本情報を伝えます。事前に診断書や事故証明書、保険会社とのやり取り記録などを準備しておくとスムーズです。

STEP
弁護士との無料相談

予約した日時に面談またはオンラインで相談を受けます。弁護士は事故の状況や症状を詳しくヒアリングし、後遺障害認定の状況や賠償金の見込み、依頼する際の費用について説明します。

STEP
委任契約の締結

依頼を決めたら、正式に委任契約を結びます。契約書に署名押印し、弁護士への依頼が正式に開始されます。同時に、弁護士費用の支払い方法や特約の利用可否についても確認します。

STEP
受任通知の送付と書類の準備

弁護士が加害者側の保険会社に受任通知(代理人就任通知)を送り、示談交渉の開始を案内します。必要な診断書や治療経過の資料、各種証明書も弁護士が確認しながら、示談や後遺障害申請のために整えます。

STEP
後遺障害申請や示談交渉の代理

症状固定後、弁護士が後遺障害等級認定申請の手続きをサポートします。後遺障害が認定されると、その認定に基づき示談交渉を弁護士が代理で行います。

STEP
示談成立または訴訟対応

示談交渉で解決ができれば示談成立となりますが、交渉が決裂した場合は弁護士が裁判を提起し、被害者の権利を守る法的手続きを進めます。

依頼時に知っておきたい費用と特約活用法

依頼時に知っておきたい費用と特約活用法

交通事故でむちうち後遺障害の弁護士に依頼する際には、どのような費用がかかるのかを事前に理解しておくことが重要です。

また、費用負担を抑えるために「弁護士費用特約」を利用する方法も知っておくと安心です。

弁護士費用は主に相談料、着手金、成功報酬、実費などがあり、その金額は案件や弁護士によって異なります。

多くの弁護士事務所で初回相談無料のサービスを提供しているため、複数の弁護士に相談して費用や対応の比較をすることも可能です。

そして、加入している自動車保険に「弁護士費用特約」が付いていれば、弁護士費用を最大300万円まで保険会社が負担してくれます。

この特約を使えば、自己負担ほぼゼロで専門家のサポートが受けられ、費用倒れのリスクを軽減できます。

弁護士費用特約を利用する際には、事前に必ず保険会社へ連絡し承認を得ることが必要です。無断で利用すると補償されない場合があるため注意が必要です。

弁護士費用の内訳と特約活用法

費用項目内容目安の相場・特徴
相談料弁護士への法律相談にかかる費用。初回無料の場合も。0円~5,500円(30分あたり)
着手金弁護士に依頼して事件を開始するための費用。約10万円~33万円(税込)
成功報酬賠償金が増額した場合に、その増額分に対する報酬。増額分の10~30%程度
実費・日当証明書発行費用、交通費、現場調査の日当など。数万円程度
弁護士費用特約加入していれば、最大300万円まで弁護士費用を補償。自己負担ほぼゼロ。保険会社への事前連絡必須。

記事まとめ|次の記事では「仙台のむちうちに強い弁護士事務所」をご紹介!

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交通事故のむちうち後遺障害は専門的対応が必要で、弁護士に依頼すると慰謝料や賠償金が増える可能性があります。

適正な後遺障害等級の獲得や保険会社との交渉も任せられ、負担が大幅に軽減されます。

依頼の流れは無料相談、契約、受任通知送付、申請・交渉、示談または訴訟と進みます。

費用は相談料・着手金・成功報酬などがかかりますが、弁護士費用特約を利用すれば自己負担をほぼゼロにできます。

弁護士の専門的サポートで納得の賠償を目指し、安心して問題解決を進めましょう。

次の記事では、「仙台のむちうちに強い弁護士事務所」をご紹介します。ぜひチェックしてみてください!

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